Comm100 Ch14,15 まとめノート
Ch14 Creating Persuasive Arguments
Informative Speechはオーディエンスにとって疑いの余地のないトピックを扱う一方でPersuasive Speechは議論的なトピックを含んでいる。
Persuasive Speechの主な展開方法 = 仮説(Presumption)+立証責任(burden of proof)
この仮説(Presumption)の定義は、変えなければ本来得られる利点ということ。
Argumentsの構成要素は、claim, evidence, warrantとなる。
例1)
Claim: あのイタリアンレストランはとてもすばらしかった。
Evidence: 一緒に居た大田、中田と小田も絶賛していた。
Warrant: この3人のコメントや満足度はこのレストランのすばらしさを示すものになる。
例2)
Claim: 巨人は今年強かった。
Evidence: 固い守りと得点力があり、コーチ陣と選手間の意思疎通がよくとれていた。
Warrant: これらの要素は、強いチームに共通するものである。
このwarrantは、evidenceをサポートするものであり、ダメ押しの部分。
日本語で言うところの“それゆえに”に近いと思う。
推論(reasoning)の立て方の例
例1)Reasoning from example (大まかな例からの推論を展開する)
産後に鬱になる女性が多いという….それはどういうことが関係しているのか。(女性全員が産後鬱になる訳ではないが、ここから議論を展開していく。)
例2)Reasoning from analogy (類似したものから推論を展開する)
North Dakotaの州法はSouth Dakotaでも使われているだろう。(人口や州の特徴が似ているため)この場合、North DakotaとNYを比べてもダメ。
例3)Reasoning from generation(一般論で言われている例を特定の状況に当てはめた時の推論)
前列に座る学生はいい成績をとる傾向にあると言われているが、どんな因果関係があるのか?
例4)Reasoning from sign (兆候からの推測)
鼻水が止まらない時、体調の異変に気付く。風邪をひいたかもしれないし、そうではないかもしれない。あるいは、経験した事のない病気かもしれない。
Argumentsを展開する時、fallacies(推論過程でのエラー)を犯さない様に気を付ける。
Fallaciesが起きやすい状況とは:evidenceが正しいのか曖昧。説得させるだけの情報量・evidenceが不足している。伝統だから~が当然という言い方。話し手が一方的な構成になってしまっている。不適切な言葉遣いが含まれてしまっている…などが挙げられる。
Ch15 Persuasive Arguments
Belief Speechesとは聞き手の価値観・思想を変えようとすることを目的で練られたスピーチのこと。一方、Action Speechesとは聞き手の行動を変えさせるために構成されたスピーチのこと。
Belief Speechesの構成の仕方
- Topical Organization – Thesisの内容をmain pointの中で展開していくやり方。
例)
Thesis: Drinking alchole is harmful….
Main Point1: Drinking alchole is harmful because…
Main Point2: Drinking alchole is harmful because…
Main Point3: Drinking alchole is harmful because…
- Criteria-Satisfaction Pattern – まず、議題となるキーワードの定義から入り、議論する話題に入るやり方。
例)
- Definition
- Arguments
聞き手が議題に強い反感を持っている場合や複雑な議題で有効とされている。
Stock Issues(より良いargumentを掘り下げるために必要な4つの要素)について
- ILLとは問題によって生じている損害を示すこと。
- Blameとは問題解決を妨げている原因は何か提示すること。
- Cureとは解決策を示すこと。
- Costとは問題を解決することで生じるマイナスな点。
Argumentsの構成例
{Intro}{ILL, Blame}{Solution}{Examples}{Conclusion}
Languge intensity-聞き手に与える言葉の影響度。A horrible~, deadly~など。Overuseし過ぎないように、効果的に使う。
Powerless Language-信頼性にかける言葉、自信なさげな表現。“um” ”like”など。
Refutationについて
Refutation構成の4つのステップ
- Sate the argument that you are going to refutate. (refutateするargumentを述べる。例→あなたは~と思っているかもしれない。Eng: You might think..)
- Explain your argument. (あなたの意見は正しい様に思えるが、しかし、私は~だと思う。Eng: I am proving to you, however,…)
- Offer proof to support your argument with the evidence. (evidenceを出す、~機関の調査によると、~というデータがある。Eng: According to,….)
- Presenting a concluding statement that clinches your argument. (よって、あなたのargumentには矛盾点があるでしょう。Eng: Clearly,…)
Refutationの一例
- あなたの議題である「恋人が出来ないのは、出会いが無いからだ」に反論の余地がある。
- あなたの意見に賛同できる部分もあるが、出会いが少なくても恋人がいるケースもある。
- 恋人研究所(仮)によると、条件を付けて異性を選り好みする人は60パーセント近い割合で恋人がいないというデータがある。
- よって、明らかな事は、出会いが無いから、恋人が出来ないとは言い切れない。