分析的手続き、詳細テスト
メモ:
*現預金の検討が終わると販管費の検討に入った。
販管費とは(Sales and General Administration Expenses)...販売費及び一般管理費のこと。I/S項目の一つ。売上原価や財務活動に伴う費用は含まれず、費用項目は企業が適当に設定する。
I/Sにおいて、売上総利益(Gross Profit) - 販管費 = 営業利益(Operating Income)
*監査手続書に販管費の手続きが書いてある。監査手続き書にはどの勘定科目でどんな手続きを実施するかが書いてあるもの。
*販管費は分析的実証手続きと詳細テスト両方やる。
−実証手続きは保証レベルに影響を及ぼす重要な虚偽表示を発見するために実行される。実証手続きは詳細テストと分析的実証手続きの二種類から、状況に合った方で行う。
特定の取引や残高を対象として個別に検証するのが詳細テスト。
ex)売上の金額を契約書と照らし合わせる。売上入金を通帳で確かめる。
−一定の関係性の中から発生すべき金額を推定し、全体の発生額を検証するのが分析的実証手続き。
ex)固定資産のBook Valueに対し、減価償却費発生額がおかしくないかの確認。従業員に対して、給与発生額がおかしくないかの確認。
人件費の増減表
表
給与手当の分析的実証手続き(正社員)
表
雑給の分析的実証手続き
表
*会社からもらう従業員データを鵜呑みにするのではなく。システムに登録されたデータからサンプルを取って雇用契約書を勤務開始日が一致しているかを見たり、退職した従業員がデータから除外されているかを確認する。
*役員報酬は詳細テストを使う。
株主総会の決議で定められた役員報酬の金額。