AUD シュミレーション 現場前の作業 メモ
クライアント先に出張。
現場に出るまでにやる作業:
- 確認状の回収作業(確認状は自分の事務所に届く事になっている。)
確認状を回収するのは手間、時間がかかる作業とのこと。
(発送してから回収までに1週間程度かかり、先方が対応してくれないこともある。しかし、確認状は外部からの直接的な監査証明になるため、極めて証明力高い。)
*確認状回収時に確認する事
- 銀行確認状の場合、該当しない項目には“該当なし”と記してあるか。
- 確認状は必ず、先方での社印での押印を求める。
- 確認状の回答額が対象の残高と一致しているか
(一致していない場合、差異の確認作業をする。→基本的にはクライアント先の担当者に原因追求を依頼する。クライアント先ですら不明の場合、先方(確認状発送先)に連絡して原因を調べてもらうこともある。)
- 期限までに回収出来ていない確認状は先方に確認し、クライアント先の担当者に依頼し、督促してもらう。
確認状の管理で怒られる新人が多いので、注意する。
クライアントについての情報収集
- 現場に行く前に「計画調書」と「財務諸表分析」を見ておく。過去の有価証券報告書を見て、会社の状況を把握する。過去の業績、当期の状況、資産負債の構成、どんな勘定科目があるのか、どんな論点があるか、安全性、経営効率など。
*監査は毎期、監査計画を索案し、実施する監査手続きを決定する。しかし、大きな企業環境の変化が無ければ、前記と同じ手続きが取られることがおおい。結果、前記調書を基に調書をアップデートすることになる。
- 債務債権状の発送
会社の月次が固まったら、サンプルを抽出し、確認状を発送する。
確認状はステータスをコントロールシートという表にまとめる。
例
Index 会社名 発送日 期限 回収日 状況 備考
1001 ○銀行A支店 4/1 4/15 4/9 回収済
1002 ○銀行B支店 4/1 4/15 4/15までに回収難。督促中。
*コントロールシートは常に最新の状況を書くこと。