アメリカの大学生活---日記

ミネソタ州立大学ムーアヘッド校 会計学部を5月に卒業して帰国し、税務の仕事してます。

就活まとめ 2017年7月まで

先月の中旬頃から東京に就職活動のため上京して来て、面接10社くらい受けてます。

新卒採用の応募(東京キャリアフォーラム)は年齢、応募職種が未経験のため不採用が続いていました。私が面接を通して思った大手の新卒採用で求められる基準は、スペシャリストを育成したいのではなくジェネラリスト(総合職)が欲しいのだなと感じました。また、採用担当の方も留学の知識、大学で学ぶことの意義について乏しい方もいて、話が噛み合わないといったことも起こりました。先日受けた商社のグループ面談では、慶應大学大学院ビジネススクール卒の中国人と現役の青山学院大の応募者とグループワークしてきましたが、私と中国人は落とされました。この中国人の応募者の発言はとても的を得ていて、よく教科書やケーススタディなど勉強しているという印象だったのですが...。この中国人の応募者と帰りに話す機会があり、慶應の先生からは既卒だと新卒枠は厳しいと言われていたそうで、転職枠でいったほうが可能性が高いとアドバイスされていたそうです。今回は練習のつもりできたと言ってました。

日本の新卒採用は既卒になった途端難しいということで中途採用の求人メインで活動していくことにしました。そして、5社くらい面接を受けた段階で、このままでは望む結果を得るのは難しいと思い戦略を練りました。その戦略とは経験者求むの求人で書類選考が通ったら、面接では減点されにくい返答をします。そして一番大切なポイントは自分から面接官に質問する時間の中だと思っています。その質問の時間で相手の核心を突く質問をします。

例)

私の第一希望職種は会計、財務、経理なので、中途採用の場合二〜三年の経歴が必要とされます。このため、無事に書類選考が通って、面接でやる気をアピールしても未経験だと落とされることがほとんどです。また、この職種は採用予定人数が一人か二人が一般的です。

そこで、アピールすること以下にまとめます

①これらの職種は簿記、財務の知識が必須なので、いまその勉強中ですと答えましょう。意欲有りと評価される可能性があります。

②未経験ということが相手にとって採用に大きく関わる様であれば、アルバイトとして採用するプランも検討してくれないかと提案してみましょう。社員として採用するとなると約時給3000円ですが、アルバイトであれば時給1000円くらいですし、実務経験を積みながら、年内には正社員として活躍出来れば、会社にとってはリスクが大分下がるでしょう。この際、3ヶ月はアルバイトで、その後は正社員として働くなど、ここまで具体的に面接官と話を詰めておきましょう。この時、重要なことは社員よりもアルバイトの方が楽だからこう交渉していると誤解されない様にしましょう。きちんと相手が抱えるリスクと相手にとってのメリットを話しましょう。採用のハードルを下げることが出来るのでオススメです。交渉力、コミュニケーション力があると評価してもらえる可能性があります。

③もし、応募する企業が上場しているなら、財務情報を自分なりに分析しておき、面接官が経理、財務担当であれば、分析結果と疑問点を話してみましょう。未経験者で財務分析してくる応募者は多くないと思いますので、意欲をアピール出来ると思います。

 

ここまで②の戦略をとってから、落とされることはほぼ無くなりました。①を実行する応募者は多数ですが、②と③はそう多くいないでしょう。②でダメな場合、未経験ということ以外に何か減点されることが有るということになるでしょう。③は相手が人事部の人間であれば使えませんが、経理、財務経験者が面接官で有れば威力を発揮するでしょう。

 

ここまでご参考までにして頂ければ、幸いです。